「安田陽ブランディング研究所」。

独立するとき、名前をどうするかで少し悩みました。

本当はできるだけシンプルにしたかったのですが、「安田事務所」では何を生業としているのか、第三者から見て全く想像がつかない。やはり名前だけ見てある程度イメージして頂けたほうがよいだろうということで「ブランディング」は入れようと。

また、現在にとどまることなく、常に改善を試みながら、常に過去よりは一歩でもインプルーヴされた提案をしていこうという自分自身への戒めも込めて、「事務所」ではなく「研究所」にしました。

なのですが、「ブランディング」と入れたことが本当に良かったのかどうか、いまでも確信が持てずにいます。

というのも、この「ブランディング」という単語はもともとマーケティング用語のひとつなのですが、いま世の中のあちこちが過剰なマーケティング施策によって少なからず歪んでしまっているのではないか?という気持ちが拭えないのです。

また、少し前に流行った「セルフブランディング」という言葉も、正しく理解されていない場面もあるように思います。

加えて、きのうちょうどNHKのサイトで詳しい解説が出ましたが、インスタグラムのフォロワー数をお金で増やす人や企業も多く存在します。また、そのサイトによると、大手コンサルティング企業に勧められてインスタグラムのフォロワー数をお金で買った、というケースも実際あるようです。

そういった状況もあり、結果として「ブランディング」という取り組みがどうもネガティブな、胡散臭いイメージで解釈されているような感覚が私の中にはあります。

これはなかなかツライですね(^^;

ですが一方で、やはりブランディングという活動は企業にとっては「絶対に」必要だ、という確信も私の中にはあります。

実際私は、独立直後からお手伝いさせて頂いている企業がブランディングによってまさに生まれ変わっていくさまを目の当たりにしています。一度この劇的な変化を見てしまうと、もう「ブランディングは企業に必須」と言わざるを得ません。

なお、上では「生まれ変わって」いったと書きましたが、実際には生まれ変わったのではなく、「本来あるべき姿になった」というのが正しいです。つまり、それだけの魅力を持っているにも関わらず、第三者に対して正しく表現できていなかっただけのことです。

これは洋服に例えるとわかりやすいかと思います。いくらもともと背が高くてハンサムな人でも、年がら年中ヨレヨレの薄汚れて汗臭いTシャツばかり着ていては、なかなか女性にモテないでしょう。逆に背が低くても(?)オシャレに敏感であれば、好感度も決して低くはないでしょう。

この話とまったく同じことが企業にも言えます。つまり、良いものを持っているにも関わらず、その魅力をきちんと表現できていないと、なかなかモテなかったり、友達が増えなかったり、といった悲しい状況に陥る可能性が増えてしまいます。ですので、そこはきちんと、その人(企業)にピッタリあい、その人(企業)をより魅力的に見せてくれる服を選ぶことが絶対に必要なのです。

。。と、いつも同じようなことばかり書いている気もしますが、このことの重要性に気づいていらっしゃらない企業さんがまだまだ多いと思うのです。

どんな服が自分にぴったり合うのか、ご興味をお持ちの方はぜひ一度安田陽ブランディング研究所までお問い合わせ下さい。