こんにちは、安田陽です。仕事で使うパソコンに関するお話です。
自分が大学生だった1989年に発売され入手した東芝「DynaBook J-3100SS001」に始まり、私はこれまで数多くのノートパソコンを愛用してきました。東芝、NEC、IBM、としばらくはDOS系、Windows系のマシンが続きましたが、白いMacbookが出た2006年あたりからMacに完全移行。
そして最近はというと、起業した2017年にMacBook Pro 2016 13インチを購入、仕事用のメインマシンとして使ってきました。メモリが8GBしかないのが気になりますが(ショップのマネージャーみたいな人が「あとから増設できる」と言っていたので8GBを買ったのですが、実は不可能だったという。。非常にショック)、まぁ確かに軽くてデイパックに入れて持ち歩いてもまったく苦にならないので、仕事用としてはバッチリです。SSDなのでふだん使いにはストレスもありませんし。
。。なのですが、このマシン、どうも愛着がわかない。。
自分はパソコン黎明期からの古い人間なので、ノートパソコンと言えども自分でカスタマイズできないとツマラナイのです。。そういう意味でいまのAppleのノートパソコンは本当に面白くない。やはり自分でメモリを増設したりHDDを入れ替えたりしたいのです。そうして本当の愛機に作り上げたいのです。。
ですが、Appleのノート型パソコンでそのように後からカスタマイズができる機種というのは、もう現行ラインナップでは存在しません。
では、どの機種までがカスタマイズ可能なのか? 答えは「MacBook Pro Mid 2012」です。
なお、メモリは表向き8GBしか積めないことになっていますが、実際には16GBまで積めます。また、HDDについては最近はSSDも安くなってきており、SSDに交換した人たちの爆速レポートもWeb上にいろいろあります。さらに、DVDドライブのスペースにHDD(SSD)を載せるためのパーツも販売されています。
そんなわけで、カスタマイズの楽しみが満たせて愛着のわくMacBook Proといえばもうこの Mid 2012 しか選択肢はないのですが、いまからちょうど1ヶ月ほど前、たまたま見たメルカリでこのマシンの13インチモデルが4万円で売られているのを発見。これが高いのか安いのか? たぶん中古店で買うよりはだいぶ安い。あとはモノの状態ですが、どうやら相当良いコンディションのような予感がし。。ということで、イチかバチかで買ってみました。
実際に届いたものはこちら。
これだけだとよく分かりませんが、手アカも一切なく、キーボードはテカリや印字のかすれもなく、非常にきれいです。うーん、これはすばらしい。。
このマシンを眺めながら、せっかくなのでこれをスペックアップして仕事用のメインマシンにできないかな。。と思い立ちました。
で、取り急ぎ16GBのメモリを購入。こちらです↓↓↓
シリコンパワー ノートPC用メモリ 1.35V (低電圧) DDR3L 1600 PC3L-12800 8GB×2枚 204Pin Mac対応
https://www.amazon.co.jp/dp/B010V8E9AW/
届いたらさっそく増設。すんなりいきました。メモリの載せ替え方法はこちらなどをご覧ください。
そのあとは続々ソフトウェアのインストール。Keynote や Pages はもちろん、MS Office や Adobe CS6、チャットワークや Slack、Evernote といった仕事系だけでなく、Garageband や Main Stage(3000円程度で Garageband でも使える音素材が大量に手に入る)、Band in a Box などの音楽制作系も入れておきました。
あと、ついでに BootCamp で Windows 10 も入れました。Windows用には80GBだけ確保。
という感じでひとおおり環境はできたのですが、あとはこのマシンで実際にどれだけ仕事ができるのか、です。
まず気になるのは重量の増加。MacBook Pro 2016の重量は1.37Kgに対し、MacBook Pro Mid 2012は2.06Kgと、約700gの増。500mlペットボトル1本より重いわけですが、これがモビリティにどれだけ影響するのか?
また、画面サイズも気になります。MBP 2016の標準1,440 x 900に対し、MBP Mid 2012は1,280 x 800ピクセル。Retinaでもありません。作業スペースとして横200ピクセルの違いはかなり大きいような気もします。
さらに、MBP 2016はほとんど発熱しませんが、MBP Mid 2012は少なからず発熱してキーボードも熱くなります。いまはまだ3月なので気温はそこまで上がっておらず、キーボードも耐えられる熱さなのですが、これが本格的な夏になっても耐えられる熱さをキープできるのかどうか?
ということで、MacBook Pro Mid 2012が現代のビジネスシーンでまだ通用するのか? 以後、実際に使いながらレポートしていきたいと思います。
(続きはこちら)