小学生の頃、ラジカセのカタログを集めては、その宣伝文句や製品スペックを覚えてしまうほど毎日毎日眺めていました。そういったことがいまのブランディングの仕事にも役立っていることは以前このブログでも書かせて頂いたとおりです。

さて、先日、私が10歳の時に憧れていたソニーのラジカセならぬラテカセFX-300、通称ジャッカルという製品のそこそこ状態が良さそうなものをメルカリで見つけ、購入しました。

この製品の一番の特徴はなんといってもテレビが付いていること。3インチのモノクロですが、手に入れたからにはこの画面でテレビを見てみたくなるというもの。。そして試行錯誤の果てに無事、ジャッカルでテレビを見ることに成功しました。なのですが、このやり方、つまりジャッカルでテレビを見る方法があまりネットにないので、私のほうで解説をさせて頂きたいと思います。

まずは以下の図をご覧下さい。

SONY FX-300 ジャッカルでテレビ(地デジ)を見るための配線図


<クリックすると別画面で拡大表示されます>

上記が配線図、および必要な機器を記載したものです。分波器、地デジチューナー、RFコンバータ、片方がミニジャックのテレビケーブルなど、全部で1万円くらいの出費にはなりますね。

そして、

配線する前にやること

  1. 地デジチューナーのマニュアルを入手する
    はじめに、地デジチューナーのチャンネルを自分が住んでいる地域に合わせる必要があるので、メルカリ等で入手した地デジチューナーの説明書をネットで探して設定方法を調べます。

    私の場合はバッファローのDTV-S31Aという地デジチューナーを入手したのですが、同型のマニュアルがネットになく、DTV-S30のマニュアルを使いました。
    https://www.buffalo.jp/support/download/detail/?dl_contents_id=50541

  2. 地デジチューナーをふだん使っているテレビに繋ぐ
    次に、チャンネル設定を行うため、この地デジチューナーをふだん使っているテレビに繋ぎます。

    なお、バッファローのDTV-S31Aという地デジチューナーの場合、テレビとは赤白黄のアナログケーブルで繋ぐ必要があるため、テレビ側にも赤白黄の入力端子が必要です。

    地デジチューナーのチャンネル設定が終わったら、上記の図の内容で機器を接続します。

配線が終わったらやること

  1. 全ての電源をONにします。
  2. FX-300 ジャッカル側でTVに切り替え、チャンネルを1か2に合わせます。
     (どちらにするかはRFコンバータで設定)
  3. 地デジチューナー側で、映像が受信できるいずれかのチャンネルに合わせます。
  4. この状態では恐らく、テレビの音は出ても画面は砂嵐のはずです。そこで背面の調整つまみをいじり倒して、きちんと映るベストポイントを探します(特に「V HOLD」と「H HOLD」が重要)。このベストポイントを見つける作業が大変ですが、これをやらないと画面が綺麗に映りません。
  5. 以上がうまくいけば、無事にFX-300 ジャッカルで地デジが見られるはずです。ちょっと面倒ではありますが、ぜひチャレンジしてみて下さい!!